公園で
もう日は 暮れてゆくのに 錆びついたブランコに 小さな女の子が一人 まだ帰らずに 揺られている 友達はもう先に 帰ってしまったのか ブランコの下には 水たまりが できているから 靴が濡れないように 気をつけながら この公園の たった一つの街灯も 白い明かりを 灯そうと準備している そうしたら 冷たい風の夜が 公園を飲み込んでしまうから 今日はもう 家路へと足を向けて 明日になれば 水たまりも乾いて 誰かが力いっぱい 背中を押して ブランコも勢いよく揺れるから 滑り台も ジャングルジムも 友達と一緒に待っているから 今日はもうお家へと 夕日が赤いまなざしで 背中を見守ってくれるあいだに
いつまでも帰らない子供が心配になって。Last Updated 2026/09