風のささやき

晩秋や琥珀の陽射しに漂へり

秋も深まった午後の陽は
琥珀色をして現実感が失われてゆきます

すべてが淡い
夢の中を漂っているようで
人もものも儚げに見えてきます

その淡い光の中を
僕はしばらく歩き続けました

消えてしまいそうな
自分の歩調を確かめるように

#2016秋に 季語:晩秋

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